「新卒を一から育てたい」
「深刻な人手不足の中、なぜか応募が集まらない…」
多くの経営者の方が抱える、そのもどかしいお気持ち、痛いほどよく分かります。
応募が来ない原因は、会社の魅力がないからではありません。
多くの場合、今の学生たちに、その魅力が「届く形」で伝っていないだけなんです。
この記事では、会社の未来を担う新卒学生を掴むための「採用動画」に焦点を絞り、効果的なコンテンツから具体的な活用法、そして意外な注意点まで、分かりやすく解説します。
読み終える頃には、「なるほど、これならウチでもできるぞ!」と、新卒採用への新たな希望が湧いてくるはずです。
この記事は、こんなの方におすすめです
- 新卒採用に力を入れたいのに、なかなか応募が集まらない
- 会社の本当の魅力が、今の学生に伝わっていない気がする
- 採用動画に興味はあるが、どんな内容にすれば良いか分からない
- 採用活動の費用対効果を、もっと高めたい
そもそも採用動画とは?
採用動画とは、会社の理念や事業内容、働く人々の姿などを映像で伝えるための動画のことです。
特に新卒採用においては、まだ社会を知らない学生たちに、働くことの「リアル」を直感的に伝えるための最も有効なツールの一つと言えますよね。
採用動画のメリットとは
学生が会社選びで「雰囲気」を一番気にしているという事実を踏まえると、採用動画がいかに強力な武器になるかが見えてきます。
- 文章の5000倍。短時間で圧倒的な情報量を伝えられる
- 【新卒採用ならでは】入社後の「こんなはずじゃなかった」を防ぎ、定着率を高める
- 【新卒採用ならでは】社員の”生の声”や”空気感”を届け、学生の共感を呼ぶ
文章の5000倍。短時間で圧倒的な情報量を伝えられる
「動画は文字の5000倍の情報量がある」とよく言われます。
でも、大事なのは量だけではありません。
社員のふとした表情や声のトーン、オフィスの活気。
それを直感的に伝えられるのが、動画の最大の強みです。
【新卒採用ならでは】入社後の「こんなはずじゃなかった」を防ぎ、定着率を高める
入社後のミスマッチは、会社にとっても、学生にとっても、本当に悲しいことですよね。
採用動画は、このミスマッチを事前に防ぐ効果があります。
会社のありのままの日常を見せる誠実な動画は、「うちの会社、合わないかも」と感じた学生には良い意味でブレーキをかけ、逆に「この雰囲気、好きだな」と感じた学生を強く惹きつけてくれます。
【新卒採用ならでは】社員の”生の声”や”空気感”を届け、学生の共感を呼ぶ
ホームページに書かれた立派な言葉も大切です。
仕事のやりがい、失敗談、そして「この会社のここが好き」という本音。
そうした言葉が、学生との間に人間的なつながりを生み、会社のことを「自分ごと」として考えてもらうキッカケになるんです。
新卒向けの採用動画の実例
良い採用動画とは、見た学生が「ここで働く自分」を具体的にイメージできる動画のことです。
では、どうすれば「働くイメージ」を持たせることができるのか。
具体的な動画コンテンツの例を挙げながら、盛り込むべきポイントを解説します。
これを参考に!新卒が「ここで働きたい」と思う動画コンテンツ
若手社員インタビュー動画
学生と年齢の近い若手社員に登場してもらいましょう。飾らない言葉で、仕事のやりがいや入社の決め手を語ってもらうのが効果的です。「大変なこと」や失敗談も正直に話してもらうことで、誠実さが伝わり、学生は安心して自分を重ね合わせることができます。
とある社員の1日密着動画
出社から退社までを追いかけることで、働くイメージを具体的に持たせることができます。専門的な仕事内容だけでなく、お昼休みの様子や同僚との何気ない会話など、リアルな日常を見せることで、会社の「空気感」が伝わります。
オフィス・工場ツアー動画
働く環境や設備、休憩スペースなどを紹介する動画です。整理整頓された場所だけでなく、活気ある現場の様子も大切な魅力。普段見ることのでない場所を見せることで、学生の興味を引きつけ、入社後の働く姿を想像させます。
プロジェクトストーリー動画
チームで困難を乗り越え、一つの製品やサービスを完成させる物語は、学生の心を惹きつけます。仕事のやりがいだけでなく、チームで働くことの大変さや達成感を伝えることで、ドラマチックで共感を呼ぶコンテンツになります。
トップメッセージ動画
経営者が自らの言葉で、会社の未来や新卒への期待を熱く語ることで、想いを直接届けます。立派な言葉だけでなく、なぜこの事業を始めたのか、どんな苦労があったのかといった正直な想いを語ることで、動画に深みと信頼性が生まれます。
新卒向けの採用動画をどのように活用するのか
せっかく良い動画を作っても、学生に見てもらえなければ意味がありません。
ここでは、動画の効果を最大化するための具体的な活用法をご紹介します。
- 自社の採用サイトに掲載し、エントリーの最後の一押しをする
- QRコードを載せたパンフレットを配布し、説明会後の興味を惹きつける
- YouTubeやSNS広告で配信し、まだ見ぬ学生に会社の存在を知らせる
自社の採用サイトに掲載し、エントリーの最後の一押しをする
採用サイトは、会社に興味を持った学生が必ず訪れる場所です。
ここで動画を見せることで、文字情報で得た理解に、「ここで働きたい」という感情的な確信を加えることができます。
エントリーボタンを押す、最後の一押しになるんです。
QRコードを載せたパンフレ- ットを配布し、説明会後の興味を惹きつける
合同説明会などで配布するパンフレットに、動画が見られるQRコードを載せておきましょう。
説明会では伝えきれなかった会社の本当の魅力を、家に帰ってからじっくり見てもらうことができます。
一度生まれた興味を、さらに深めるための強力な武器になります。
YouTubeやSNS広告で配信し、まだ見ぬ学生に会社の存在を知らせる
まだあなたの会社のことを知らない、未来の逸材に出会うためには、YouTubeやSNSでの広告配信がとても有効です。
会社の魅力を30秒程度にギュッと凝縮したショート動画を配信することで、効率よく会社の存在を知らせ、採用サイトへ誘導することができます。
SNSを活用したいならプロへご相談ください
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新卒向け採用動画の注意点
良かれと思って作った動画が、逆効果になってしまうこともあります。
そうならないために、3つの注意点をお伝えします。
- 「カッコつけすぎた動画」はすぐに見抜かれ、逆効果になる
- 専門用語の多用はNG。学生目線の「分かりやすさ」を徹底する
- 社長や役員だけで決めない。若手社員の意見を必ず取り入れる
「カッコつけすぎた動画」はすぐに見抜かれ、逆効果になる
学生は「働く自分」を想像したいのに、あまりに現実離れしていると、自分ごととして捉えられなくなってしまうんです。
専門用語の多用はNG。学生目線の「分かりやすさ」を徹底する
社内では当たり前に使っている専門用語も、学生にとっては外国語と同じです。
難しい言葉が続くと、学生は内容を理解することに疲れてしまい、一番伝えたい「雰囲気」が伝わりません。
社長や役員だけで決めない。若手社員の意見を必ず取り入れる
彼らは、何が学生に響き、何が「ダサい」と思われるかを肌感覚で知っています。
若手社員に参加してもらうことが、動画の質を高める一番の近道です。
新卒向けの採用の進化
かつての新卒採用は、就職ナビサイトに情報を載せて、学生からの応募を待つのが主流でした。しかし今では、学生がSNSや動画を使って、自分で「企業のリアル」を探しにいく時代に変わっています。この変化は、単なる感覚的なものではなく、実際のデータにもはっきりと表れています。

(出典:株式会社プレシャスパートナーズ)
例えば、株式会社プレシャスパートナーズの調査によれば、24卒の学生が就職活動中に最も知りたい情報は「会社の雰囲気」(70.6%)であり、内定先の決め手も「社風や雰囲気」(28.5%)が第1位でした。
また、株式会社マイナビの調査でも、企業選択で最も重視する点は「社風や働く社員が良い・良さそう」(28.7%)がトップです。これらのデータから分かるのは、現代の学生が給与や事業内容といった「条件」以上に、テキストでは伝わりにくい「空気感」を重視しているという事実です。
採用動画以外の新卒採用方法とは
採用動画は単体で使うだけでなく、他の採用方法と組み合わせることで、その効果を何倍にも高めることができます。
- インターンシップ
- リファラル採用
- ダイレクトリクルーティング
インターンシップ
学生に実際の仕事を体験してもらうインターンシップは、相互理解を深める絶好の機会です。採用動画は、このインターンシップに参加してもらうための「予告編」として機能します。動画で社内の雰囲気や楽しそうな様子を事前に見せることで、学生の参加意欲を高め、自社の文化にマッチした、より質の高い母集団を形成することに繋がりま
リファラル採用(社員紹介)
社員の友人や後輩を紹介してもらうリファラル採用は、信頼性が高く、定着しやすいのが特徴です。社員が知人に会社を薦める際、「この動画、見てみてよ」と一本送るだけで、口頭では伝えきれない会社の魅力や空気感を雄弁に語ってくれます。社員にとっても紹介のハードルが下がり、会社にとっても魅力が伝わりやすくなる、まさに一石二鳥のツールです。
ダイレクトリクルーティング
企業側から学生に直接アプローチするダイレクトリクルーティングは、待ちの姿勢から攻めの採用へと転換する手法です。スカウトメールを送る際に、採用動画のリンクを一つ添えるだけで、テキストのみのメッセージに比べて開封率や返信率の向上が期待できます。企業の「顔」が見えることで学生の警戒心が解け、興味を持ってもらう大きなキッカケになります
採用動画以外のほかの動画とは
一度、採用動画作りに挑戦してみると、そのノウハウが社内の様々な場面で応用できることに気づくはずです。採用で培った経験は、会社の大きな資産になります。
- サービス紹介動画
- 研修動画
- ブランディング動画
サービス紹介動画
お客様に対して、自社の優れた技術力や製品の魅力を伝えるための動画です。採用動画を作る際に培った「難しいことを、いかに分かりやすく伝えるか」というストーリーテリングの技術は、そのままサービス紹介動画に応用できます。お客様の心に響く、説得力のあるPRツールとして活用できるでしょう
研修動画
新入社員向けの研修内容などを動画にすれば、いつでもどこでも、何度でも学べる環境を提供できます。採用動画の制作を通じて社内に動画作成のノウハウが蓄積されれば、こうした研修コンテンツの内製化も容易になります。教える側の負担を減らし、学ぶ側の理解度を高める、効率的な人材育成が可能です
ブランディング動画
会社の歴史や大切にしている文化、未来へのビジョンなどを伝え、社会的な信頼や共感を育むための動画です。採用動画が「未来の仲間」に向けたメッセージだとすれば、ブランディング動画は、お客様や株主、社会全体に向けた、より大きなメッセージと言えます。採用動画で描いた世界観は、会社のブランドイメージを構築する上で重要な核となります
まとめ:新卒の応募が来ない…と悩む日々は、もう終わりにしませんか?
新卒の応募が来ないのは、会社の魅力がないからではありません。
その魅力の「伝え方」が、現代の学生の価値観や情報収集のスタイルと、少しだけズレてしまっているだけなのです。
採用動画は、あなたの会社の「ありのままの魅力」と「未来への熱意」を、新卒学生の心に直接届けるための、現代における最強のツールです。
この記事を参考に、まずは「若手社員に話を聞いてみる」など、できることから一歩を踏み出してみてください。
未来の仲間との素晴らしい出会いが、そこから始まるはずです。
新卒応募にプロの力が必要であれば、ご相談ください。
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